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傳藏院蔵だより#43

国定公園で天然記念物、ダブル取得の宝島へ

東シナ海に浮かぶいちばん近いパラダイス

2015/11/13

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2015年3月16日に太古の地球を感じる宝の島として、鹿児島県で3番目に国定公園に指定された甑島(こしきしま)。薩摩川内市の川内川河口から西に約30kmに位置する甑島は、串木野新港から「フェリーニューこしき」で、最短70分。川内港ターミナルから「高速船甑島」で、最短50分で行けるいちばん近いパラダイスです。海から昇り海に沈む太陽に照らされて、さまざまな美しい色に光り輝くことから、かつては「五色島」と呼ばれていました。先人たちが見つめた五色に光り輝く美しい島の風景と、手つかずの大自然が造り上げた驚異の風物は訪れる人たちの心を釘付けにします。


大自然の造形美と素朴な人情が織り成す奇跡の島。

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上甑島を代表する景勝地「長目の浜」を一望に見晴らすことができる長目の浜展望所・田之尻展望所は、いつも大自然の織り成すミステリアスな風景に心を鷲掴みにされてしまいます。太古から風波によって崩れ造られた北西部の山裾が、幅50メートル、長さ約4キロの砂州を造り、その中に「甑四湖」と呼ばれるなまこ池、貝池、鍬崎池、須口池といった湖沼群が広がっています。貝池には30億年前の微生物「クロマチウム」が現在も生息するなど学術的な価値も高く長目の浜は国定公園指定に先立つ3月10日、「甑島長目の浜及び潟湖群(せきごぐん)の植物群落」として、国の天然記念物にも指定されました。

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偉大な自然の創造力が造り出した地形は、長目の浜だけではありません。日本三大トンボロのひとつが、ここ甑島。海にサンドされた情緒たっぷりのトンボロの町歩きは、忙しい日常を忘れさせてくれる掛け替えのないひと時です。トンボロとはイタリア語で陸繁砂州(りくけいさす)のこと。海岸近くに島がある場合、波が島の裏で打ち消し合って波の静かな部分が出現。そこに沿岸流で運ばれた砂が積もり、成長し続けた砂州で陸続きになってしまうそう。函館や江ノ島などが有名です。

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甑島ネーミングの元となった、太陽が織り成す風景はもちろん見逃せないポイント。特にサンセットポイントは、甑島を代表する景勝のひとつ。西海岸のどこからでも、東シナ海に沈む夕陽は見られますが、せっかくなら甑島の名所を一望にしたいところ。上甑島と中甑島を結ぶ甑大明神橋の向うに沈む夕陽は、県道348号線で中甑に向かう途中で見ることができます。県道を走りながら、自分だけのビューポイントを探しに行こう!

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丸い石を丹念に積み上げた見事な玉石垣が続くのは、里の武家屋敷跡。ここもまた、トンボロの上に建っている集落です。島オリジナルのブランドで、若い力の島起こしを続けている豆腐屋さんや、アーティストの作品でいっぱいの島カフェなど、新鮮な魅力がいっぱいのトンボロの街歩きは、大自然だけじゃない甑島のもうひとつの魅力を私たちに教えてくれるはず。

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突然、眼前に迫ってくる海上200メートルの断崖。紺碧の海にそそり立つ数々の断崖や奇岩たち…。人類が誕生するずっと前から存在している太古の地球の姿を覗く感動は圧巻です。地球の不思議を体験するスペクタクル「断崖クルーズ」で宝の島を実体験しましょう! 写真は、鶴穴と呼ばれる、鶴が羽根を開いたような人気の海蝕洞。

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早朝の甑島、神々しいサンライズには、夕陽とはまったく違う表情を見ることができます。「なんにもないけど、なんでもある」魔法に包まれた宝島の魅力を、これから何度かに分けてご紹介します。いちばん近いパラダイス甑島の魅力を、どうぞお楽しみに!


 Information

こしきしま観光局

鹿児島県薩摩川内市鳥追町1-1

TEL:099-625-1140

上甑島観光案内所

鹿児島県薩摩川内市里町里1619-13

TEL:099-696-3930

下甑島観光案内所

鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜913-4

TEL:099-695-1800

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