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Kaido Ocean Children 152

「海童はクセがなくて飲みやすいから、いつもロックで。
波の良かった日の晩酌は、特に旨く感じるよね(笑)」

サーフボードシェイパー

蛸 操さん

シェイプ歴、約40年。日本を代表するサーフボードブランド『シークエンス』の創始者であり、現役シェイパーでもある蛸操さん。これまでに削った板の数を尋ねると、「覚えてないけど、2万本くらいになるんじゃないの」と語り、今もその数を更新中。近年のボードは幅や厚みに加え、「体積」が重視される傾向にあるため、CADなどの最新技術やマシンも取り入れてはいるが、「最終的に大切なのは、人間の目と手と経験」とハンド仕上げにこだわる。機械には読み取ることのできない「乗り手とのフィーリング」を第一に考えているからだ。

 

16歳でサーフィンを始め、プロサーファー兼シェイパーとしての道を歩み、62歳の現在でも仕事の前後に海へと通う。ヒザ波でも欠かさず海に入る理由は、千葉が誇るビッグウェイブポイント、松部やショットガンでの"THE DAY"に照準を合わせてのこと。「外人でさえも目が点になる」というスーパーブレイクに挑めるのも、日々の鍛錬があってこそ。「体力はだんだん下降していくから、毎日サーフィンをしてなるべく維持していければ。好きなことだから苦にならないしね(笑)」。

 

"THE DAY"のショットガンで、底からえぐれるような物凄い水圧の波に巻かれたこともあるという蛸さん。恐怖感はないのかという素朴な疑問をぶつけると、「怖いのは怖いけど、乗りこなしたときの征服感がたまらないんだよね」の答え。忘れがたいその感覚を求めて、現役である限り大波に挑み続ける。