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Kaido Ocean Children 136

「東京での仕事が終わり、ホームに戻って海を見ながら
自分に"お疲れ!"と言って海童のロックを飲む時間がいいんですよね」。

 

【日本のサーフシーンの未来を、熱くサポート】

牛越 峰統 さん

東京生まれの少年は、13歳の夏、友人3人と1本のボードと共に、電車で海へと向かった。心躍らせて辿り着いた鵠沼の海はとにかく新鮮だった。初めてのテイクオフが、あまりにも気持ちよくて嬉しくて、その1本が、彼をプロサーファーという人生へと導いた。

30年近く前のその日の記憶を人懐っこい笑顔で語るのは、2003年JPSAグランドチャンピオン、現在はJPSAの理事長を務める牛越峰統さんだ。

「これ」と決めたものに情熱をもって取り組む姿勢は、その頃ときっと1ミリも変わらないのだろう。中学生で東京からの通いサーファーというスタートから、4年後にプロになるまでの努力は、地道なものだったに違いない。ただし、誰にも負けない根性と潜在能力というギフトを与えられていた。先輩のサーファーに混ざり世界ツアーに同行、早い時期での海外での経験が自らの基礎を築いたと感謝する。国内外で優れた成績を残し、プロを退いた今は、日本のサーフシーンのクオリティーを上げていくために、またメジャーへと羽ばたく選手の育成のために尽力している。「少しでも多くの人にサーフィンを知ってもらいたい。そして世界に通用する日本でありたい」と。そこには、任命された役職のためだけではなく、サーファーとしての自らが描いた夢を追求するような「熱さ」がある。

サーフィンは、「親友以上にかけがえのないもの。いいときも、悪いときも」。そして海は、「先生のよう、いつも問いかけています。水に浸かっていると再生されますね。宝物のような場所です」。毎回、海に入るときは新鮮な気持ちになる、それは初めてボードに立ったあの日と、今も変わってはいないと語る。