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Kaido Ocean Children 148

「海童は、水割りにしたときのフワッとした香りが好きです」。
SHOさんの活動の詳細は、www.shohamada.com


ギターリスト

SHO HAMADAさん



鎌倉、由比ガ浜で波が上がるといつの間にか現れ、ミドルのポイントでゆったりと自分の波を見つけて乗る。長身で甘い瞳と白い歯の目立つ笑顔が印象的なSHOさんがミュージシャンだと知ったのは、2013年の正月に鎌倉農協連即売所を会場に開かれた、東北復興支援イベント『音正月』でのこと。

 現在、29歳、サーフィンを始めたのは8年ほど前、由比ガ浜のレストランバー「シードレス」に務めだした頃からだと言う。朝4時まで働いてその足で海に入る日々は、彼をすっかりサーフィンの虜にした。ギターは中学の時から。父親がシンガーソングライターという恵まれた環境で、子供の頃から楽器に触れて育ち高校生で作曲も始めてはいた。けれど20代前半はプロになろうという強い意志もなく、サーフィンばっかりやってあてもなく生きていたと言う。

その人生が大きく変わったきっかけが、東日本大震災だった。「あの時、やりたいことは今やらなきゃと強く感じて」、出口のなかった曲たちを収録して人に聴いてもらった。レコード会社も通さず、ひとりで切り開いたプロへの道。「いいね!」と言ってくれる人がいて、仲間たちの応援もあって、東京や横浜、湘南でのライブ、イベントでの演奏、作曲の依頼を受け、レッスンを開くなど、音楽が確実に仕事として成り立ち始めた。

生まれも育ちも鎌倉で、ギターリストとして活動する今でも、波があれば毎日でも海に入る。彼の作る曲は、アコースティックなサウンドを大切にした音楽。「自然の花の様子や虫の鳴き声、空や星の感じを表現したい」という楽曲は、心地良いだけでなく、柔らかい中に力が宿っている。波から受け取った自然のエッセンスを音に載せて奏でることが、SHOさんの静かで熱い想いだ。