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Kaido Ocean Children 151

「海童」は、芋の香りがしっかりしているのに、口当たりがいい、美味しいお酒です。
洋之介メモリアルカップ葉山 www.yonosuke-memorialcup.com

佐久間泰介さん 

ビッグウェイバー

 神奈川、葉山、普段は波のまったくない海岸に台風のときだけパーフェクトに割れる巨大な波が立つ。沖からの大きなうねりが、急に浅くなる磯場にぶつかって生まれるその波は、湘南から三崎にかけての沿岸がクローズアウトになるその日にこそ本領を発揮する。2014年秋、その波を待って開かれるコンテスト「洋之介メモリアルカップ葉山」が口火を切った。大会の発起人であり、選手のひとりでもある、佐久間泰介さん。葉山で生まれ育ち、ビッグウェーブの虜となったサーファーだ。世界にも注目されたビッグウェーバーで、2006年に海の事故で惜しくも若くして亡くなった佐久間洋之介さんの弟。

 「僕たち兄弟は、子供の頃から父に連れられて自然の素晴らしさや厳しさを遊びの中で体験しました。その経験を次世代に伝えたいと、兄とはいつも話していました」。その遺志を受け継いで6年前に佐久間さんが立ち上げた親子のためのイベント「洋之介ファンフェスタ(現在は、森下仁丹葉山マリンフェスタ)」には、海の文化を守りつつ、自然と人間が共存できることを子供のうちから体験して欲しいという願いが込められている。根底にある「真のウォーターマンを育てたい」という気持ちに共鳴する多くの人々の力が集まり、次なるチャレンジ「洋之介メモリアルカップ葉山」が始まった。海で遊び、学び、真剣に取り組むすべての人々に向けての大会だ。海に対して深淵な思いのある佐久間さんは、常に変化し続ける海を人の心と重なると言う。海を学校と見立てての学びは国籍を超えた教育であり、海に囲まれた日本で日本人のDNAに響く人間教育につながる。「海の童」が大きく羽ばたく日を応援していく姿勢だ。