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Kaido Ocean Children 154

サーフィンの話をしながら、みんなでワイワイ海童を飲むのが好きです。



「オクダスタイルサーフィング」店長

原田俊広さん

「サーフィンに生きる」。原田俊広さんは、ストイックなまでにそれを全うする人間だ。サーフィンを始めたのが15歳のとき。通いつめた鎌倉の海で出会ったサーフショップ「オクダスタイルサーフィング」のオーナー、奥田哲さんに見出され競技の道に進んだ。現在36歳。プライベートも仕事も海が中心にあり、波乗りが心底好きだというのが伝わってくる。

 プロではないが、ショートボードの全日本選手権の入賞の常連で、2013年に開催された「INAMURA CLASSIC」にも招待選手として出場。その技術だけでなくスタイルにも一目置かれる原田さんは、いまやSUPの世界でも活躍している。尊敬する奥田さんが日本で初めて生み出したスタンドアッププパドルボード「パドボ」で参戦。2013年全日本SUP選手権WAVEクラスで優勝、2014年SUP世界選手権大会で16位を納めた。

 こうして頑張れるのは、サーフィンで出会った人たちのお陰だとしんみり語る原田さん。実は数年前、波乗りや旅を一緒にした同志、ビッグウェーバーの佐久間洋之介さんが亡くなり、海に入れなかった時期があった。「でも色々な人の助けがあって戻れました。感謝しています」と。「自分は生きてサーフィンをしていて、(亡くなった彼に)『どうだ、俺は続けているよ!』という思いを励みにしています」。ショートボードもSUPでも日本一を目指したい。自分の活躍が、応援してくれる人々への恩返しになればと真摯に海に向かう。「サーフィンは自己表現」、ライディングだけでなく、陸での言動に至るまで自分にとってサーフィンだからと続けた原田さん。店にはさまざまなサーファーが訪れ、彼を見てサーフィンを識る。ルールやマナーを含め、きちんと伝える責任を感じる、と真っ直ぐな瞳で語った。