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Kaido Ocean Children 155

サーフィンに出掛けるときにも重宝する「anima」のウエアで登場した市川さん、
「家で友達と集まって飲むときに、『海童』を楽しんでいます」

市川麻衣子さん
ファッションデザイナー・ディレクター

  ヨガを中心に、ランニングやデイリーにも使えるウエアブランド「anima」のデザインを手がける市川麻衣子さん。ファッション業界で活躍しつつも逗子に住み、週に2、3日東京に通う以外は自宅で仕事をこなす。さらに可愛らしい2歳の女の子のママでもある。忙しい日々の中で、その暮らしに欠かせないのがサーフィンだと言う。

 横浜に生まれ、親戚のいた逗子は子供のころから馴染みの深い土地。小学生の頃は地元の子供が挑戦する葉山から逗子への遠泳にも参加していたという。元来の活発さは、大人になってさらに花開いた。「アパレル会社で働いていた頃にサーフィンを始めて、すぐにはまって、休暇はすべてハワイで『サーフィン合宿』をしたほど(笑)」。その頃を振り返り、「サーフィンと出会ってほんとうによかったです。夜中まで倒れるほど働くことに疑問をもてましたし、生活のスタイルを変えるきっかけになりました」。

 20代はバイヤーとして海外にも行き、本物を見て、袖を通してという経験をした市川さんだが、「ハイブランドに触れるとてもいい経験でしたが、サーフィンを始めて、それだけじゃないと気づかされました」。自然やシンプルに生きることの価値を知ることで、若い頃に学んだ「いいもの」の価値も改めて実感できた。「その両方をバランスよく、自分の暮らしの中で楽しめたらと思います」。そんなハイブリッドな感性が時代をリードするのだろう。

 10年ちょっと前にロングボードを始め、今はショートボード。すらりと伸びた肢体でボードに乗る姿は、ボーイッシュな一面を垣間見せる。今は子育ての合間を縫ってしか波乗りができないと言うが、「子供もサーフィンに興味を持ち始めたんです」と嬉しそうに微笑む。その横を、春の風が通り過ぎた。