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Kaido Ocean Children 159

「『海童』は、ソーダ割が好きです。レモンを絞ることもあります。」

「ビームス」 社長室室長

窪浩志さん

1976年の創業以来、日本のファッションリーダーとして、原宿をベースに展開を進めてきたショップ「ビームス」。カルチャーの発信源でもあるこの会社がまだ小規模な頃から、アルバイトも含め30年以上勤めてきた窪浩志さん。実は、10代から海に通いつめていたサーファーだ。

 横浜で育ち、14歳でサーフィンを始めた。逗子の高校に通い、波乗りに明け暮れる日々。ビームスに入社してからも、サーフィンあっての自分というスタンスを持ち続けていたが、サーフィンがブームになり始めた7、8年前にパタンと波乗りをやめてしまった。

 「ハワイのアラモアナ・ボウルズで、すごくいい波に当たって、これでやめよう、と思ったんです」。その背景には、複雑な想いがあった。若い頃からサーフィンをやっていたから、国内外の友人が増え、ネットワークも広がり、仕事にも繫がった部分がある。と感謝しつつも、「あまのじゃくなんです。みんながやり始めたから、やりづらくなってしまった」と。お陰で、この数年は随分仕事に集中できた。「でも今でも波に乗る夢を見る事があります」。心底傾倒していたからこそ、サーフィンがファッション的なブームになることに居心地の悪さを覚えたのかもしれない。その領域は窪さんにとってのサンクチュアリなのだ。

 最近は、そろそろサーフィンをしようかなと考えることもある。けれど、「N.Y.のピルグリム サーフ+サプライと仕事をしているので現地で波乗りをしようかと出掛けたんですが、波がまったく無かった(笑)」。まだまだ仕事に集中しなさい、という自然からのメッセージなのか否か。もしかしたら、この夏、どこかの海で夢に見た波に乗っている窪さんを、見かけることになるかもしれない。