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金山蔵だより#49

風化しない伝統を現代に問い続ける

継承と挑戦は同じ視線の中にある

2016/02/05

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いちき串木野市の中心部から、緑豊かな山手に進んだ大自然の中にある金山蔵。薩摩藩の栄華を支え続けた串木野金山として、350余年にわたり掘り続けられた総延長120kmの坑洞は、年間を通して気温が一定で、焼酎の貯蔵・熟成にとてもよい環境です。継承の蔵、金山蔵は今ここで、本格焼酎、そして鹿児島県唯一の清酒を造り、皆さまにお届けしています。伝統を継承しながら、時代の空気を呼吸する金山蔵の2016年について、杜氏の野元奈月からお話しさせていただきます。


本年も金山蔵をよろしくお願い致します。

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金山蔵で造られる本格焼酎は、明治以前、江戸時代から続く伝統的な製法を継承しています。それは、どんぶり仕込み、カブト釜式蒸留器というクラシックな道具たちに象徴されるように、多くの人たちの手によって丁寧に造られる本格焼酎のひとつの頂点です。ですから、その古典的な方法をかたくなに変えないことこそが、私たち金山蔵が現代に対して訴えかけ得るメッセージだと信じています。決して変わらざることも、変革のひとつのカタチだと信じています。

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本格焼酎のルーツとなる清酒について学び、その経験でさらに本格焼酎の未来を探りたい。その思いから始まった清酒造りは、薩摩の清酒『薩州正宗』として多くのお客さまに認知されることができました。鹿児島唯一の清酒として、今では多くの方々に愛されている正宗。本年はその誕生5周年という節目の年に当たりますので、新たな酒質にチャレンジして、鹿児島産清酒の新しい一歩を踏み出せることができるよう目下チャレンジを続けております。

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少しずつ扱い始めた食品も『塩麹』『塩麹ドレッシング』など、すでに多くのリピーターの方にお買い上げいただいている商品が生まれています。清酒造りから生まれた正宗の酒粕も、多くのお客さまに喜ばれています。継承の蔵としての、杜氏たちの息遣いまでが伝わる伝統的な焼酎造り。焼酎蔵ならではのチャレンジを忘れない、独創的な清酒造り。江戸時代から続く坑洞の中で今日も変わらず繰り返されている金山蔵の2016年を、どうぞ温かくお見守りください。

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