公募で決まったネーミング

「海童」というネーミングは県民のみなさんからの公募で決めました。漁業の町であることや、薩摩藩英国留学生たちの歴史から、やはり海というキーワードは外せませんでした。当時私は東京支店にいたのですが、麦焼酎は売れていたものの、芋焼酎はさっぱり。それからほどなくして、あの焼酎ブームがやってきたのです。

飲食店を支えた「祝の赤」

焼酎ブーム以前は、芋焼酎は臭いと言われ、営業するにも苦労しました。それが突然、ブームで一気に逆転。今度は在庫がない状態です。「トラック1台分、何百ケースでも買うから!」と言うお客様もいました。当時、「海童 祝の赤」は主に飲食店向け。味はもちろんですが、720mlのサイズも功を奏しました。あの頃はよく、「祝の赤に助けられた」とお客様に言われたものです。

これからの「海童」が目指すもの

「海童」が生まれて20年。ブームも落ち着き、今はかつてのヘビーユーザーだった中高年層が、年齢的なこともありそれほど飲めなくなってきています。時代に合わせた変化もいずれ求められるかもしれません。だけど私は、これだけは自信をもって言えます。「やっぱり海童がいちばん。いつ飲んでもおいしい」。これは、傳藏院蔵で安全安心に高品質なものを造り続けられるからこそ。そしていつかは世界に羽ばたく焼酎を目指したいですね。