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傳藏院蔵だより#34

最後の海老漁師の末裔はカウンターから海を届ける

新鮮な地魚と本格焼酎に酔う人気の魚系ダイニングバー

2015/06/03

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海の幸、山の幸に恵まれた「食のまち」いちき串木野市は、まるごと美食のまち。元祖の薩摩揚げや、まぐろラーメンなど、ご当地グルメもいっぱい。市内の飲食店でも、自慢のメニューが見つかります。今回はその中から、老若男女問わず広い年代から愛されている栄町の『シーフードダイニングバーRYU』にお邪魔して、『海童』にぴったりの地魚を使った料理を作っていただきました。


朝獲れのネタしか刺身にしない、漁師の息子のこだわり。

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今年の8月でちょうど5周年を迎えるRYUは、海老のイラストがトレードマーク。その名前の通り、新鮮な魚が自慢のダイニングバーです。店名の横で跳びはねている海老は薩摩甘エビとも呼ばれるタカエビ。通常の甘エビよりも食感がよく、甘みと旨みが深いことから、料亭では高値で取引される高級食材です。実は串木野から甑島、阿久根、川内にかけては、かつてタカエビ漁の中心地でした。そして、店主の濵西さんのお父さんは、串木野最後の海老漁師だったのです。

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元々、漁師の家に生まれ、学生の頃から飲食業で経験を積み、趣味は魚釣りという店主の濵西康隆さん。当然、魚の目利きは一流。「自分で納得できるいいものしか使わないし、刺身はその日の朝に獲れたものだけ」というこだわりに惹かれて、店は深夜までたくさんの人で賑わいます。毎年、4月~7月と9月~12月の海老の時期には早い者勝ちになるほど出るタカエビ刺しは、皿いっぱいに盛られて600円。刺身と同じくらい人気のメヒカリの唐揚げも600円。実はメヒカリ、タカエビの網に入ってくる副産物なんだとか…。

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「この町では乾杯から焼酎という人も多くて、やっぱり平均的に出るのは焼酎ですね」と濵西さん。カウンターや棚に並ぶキープされた酒類が芋焼酎ばかりというのは、焼酎の本場鹿児島ならではの風景かもしれません。「その季節によって、水割りやオンザロックなど飲み方はいろいろだけど、この町でのナンバー1はやっぱり1年を通してお湯割。また銘柄によっても、『海童』は水とか、『薩摩富士』はお湯とか、自由に飲み方を選べるのが本格焼酎の魅力じゃないかな」。

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濵西さん直々のカウンターや、テーブル、小上がりと、広々とした店内。しかも、女性は2名、男性は4名から、おトクな料理5品付き2500円~の飲み放題コースもあるんです。「いろんなものが飲めて、いろんな旨いものが気軽に食べられる店」、濵西さんの男気に惹かれて、今夜もRYUは大盛況のはず。新鮮な地魚と旨い焼酎が飲みたくなったら、迷わず串木野栄町のRYUへ。漁師町の活気に包まれて、きっといつもより焼酎の杯が進んでしまうはず…。


Information

シーフードダイニングバーRYU

鹿児島県いちき串木野市栄町190

TEL: 0996-33-1919

営業時間:18:00~26:30

定休日:火曜日

駐車場:有

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