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傳藏院蔵だより#49

フェリーに乗って、甑島産マグロざんまい

島の幸はとびきり旨い海の幸

2016/02/05

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吉岡秀隆主演で大ヒットした『Dr.コトー診療所』のロケ地は沖縄県の南にある与那国島でしたが、実はこのドラマの原作(山田貴敏著)は、いちき串木野市からフェリーで渡る甑島にある小さな診療所がモデル。原作では甑島の美しい自然や、島でのゆったりとした時間の流れ、人間関係が感動的に描かれています。国定公園に指定され、島を結ぶ橋の建設も進んで、今注目度がアップする一方の甑島。今回はその魅力の大きなポイントのひとつ、甑島グルメの頂点『寿し膳かのこ』をご紹介します。


甑島で天然を凌駕したマグロを堪能。

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上甑島と中島をつなぐヘタの串海峡にかかる全長420mの甑大明神橋と、中甑島と中島を結ぶ全長240mの鹿の子大橋が重なって見える高台のポイントは甑島観光の人気スポット。旅人たちから「こしき夕焼けシルエットライン」と呼ばれて愛されています。甑大明神橋のたもとには、甑(せいろのこと)の形をした大岩をご神体とする甑大明神が、鹿の子大橋周辺にはカノコユリが自生しています。寿し膳かのこも2つの橋に程近い中甑港そばにあります。

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この店のお寿司を食べるために、わざわざやってくる島外の常連客も多いという寿し膳かのこは、昼と夜の営業で、いちばん上の写真のランチは、甑島産マグロ(大トロ・中トロ・トロ)も含めた寿司6貫と、新鮮なお刺身、アオサラーメン入りのアオサ汁、小鉢、アラ煮、揚げ物、名物のキビナゴなどがついて1,600円(税込)という信じられない安さ。「せっかく観光に来てくれてもランチできる所が少なくて可哀想だから、儲けは度外視でやってる」という大将の心意気には頭が下がります。

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甑島で生まれ、大阪で修行を積んだ後、博多のホテルの寿司屋で長年勤め上げた実力と、親分肌の気っぷの良さで慕われている大将のとんでもない大サービスは圧巻のまぐろ丼。甑島では数年前からマグロの養殖が盛んで、天然ものより美味しいと評判。でも、甑島産マグロのほとんどは首都圏に流通するため、島内で食べられるのは寿し膳かのこだけ。大将が漁協から一頭買いしているからこそ手に入る甑島産マグロを、観光客たちのために破格の値段で出しています。最近は外国からのお客さんも団体で訪れるほどの人気だから、とにかく予約必至。まずは、寿し膳かのこの予約を済ませてから、甑島に渡りましょう。

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赤身、中トロ、大トロ、その一つひとつが、どれも絶品の甑島産マグロ。脂がのっていながら、決してそれがしつこく感じられず、さらりとしていてとても上品な味わい。大トロも、口のなかで甘くとろけるのですが、重くない。大将の腕の冴えと養殖マグロの実力を思い知らされる甑島グルメの必須スポットです。テーブル席や別棟の宴会席も用意されていますが、ここでの特等席は大将前のカウンター。気さくなトークの合間に、思いがけない一品をいただけたりして、忘れられない旅の思い出が見つかるはずです。


Information

寿し膳 かのこ

鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑786

TEL:09969-2-0023

定休日:不定休

駐車場:有

http://www.shokokai.or.jp/46/4638917006/index.htm

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