令和の時代も早いもので3年目に入りました。今年のお正月は、ご自宅でゆっくり過ごされる方々も多かったのではないでしょうか。また、今年は2000年4月2日から2001年4月1日までに生まれた世代、いわゆる「ミレニアムベイビー」が成人を迎える年でもあります。総務省統計局のデータによると、今年新たに成人を迎えた方々の人数は約125万人で、男性が64万人、女性が61万人とのことです。
「成人を迎える」ことの意味
今年の成人の日は、1月11日(月・祝)でした。成人の日とは、国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげますこと」を趣旨としています。奈良時代に起こった「元服」を意味することから、元々は、男児の通過儀礼としての由来があるようです。昔の成人年齢は、12歳から16歳で、男児は冠をつけ、髪形や服装を改め、女児は、「髪上げ」や「裳着(もぎ)」の儀式を行い、髪を結っていました。明治時代に入り、満20歳が成年となる年齢として、現在に至っています。
海外の「成人年齢」を見渡してみる
日本では、2022年4月1日の民法改正法の施行によって、成人年齢が18歳に引き下げられ、この年は、18歳、19歳、20歳が成人を迎える歴史的にも珍しい年になります。但し、飲酒や喫煙などは従来通り、ハタチを迎えてからになります。世界を見渡してみると、その国や地域によっても違いがあるようです。例えば、アメリカ合衆国は、州によって18歳から21歳までと成人年齢に幅があります。飲酒・酒類の購入年齢については、21歳で統一されています。欧州においては、国やその地方によっても異なるようです。
お酒との上手な付き合い方
世の中には決まり事を守ることで楽しめることが多くありますが、お酒もそのひとつです。厚生労働省のHPに「飲酒のガイドライン」というお酒を愉しむ前に読んで欲しい内容が記載されています。その中で、「12の飲酒ルール」というものがあります。
1. 飲酒は1日平均2ドリンク以下
2. 女性・高齢者は少なめに
3. 赤型体質も少なめに
4. たまに飲んでも大酒しない
5. 食事と一緒にゆっくりと
6. 寝酒は極力控えよう
7. 週に2日は休刊日
8. 薬の治療中はノーアルコール
9. 入浴・運動・仕事前はノーアルコール
10. 妊娠・授乳中はノーアルコール
11. 依存症者は生涯断酒
12. 定期的に検診を
令和3年最初の蔵だより、いかがでしたでしょうか。「お酒」は、日本はもちろん世界の長い歴史の中でも、文化的にも大きな影響を与え、人々のコミュニケーションツールとしても、人生に寄り添ってきた存在だといえます。マナーを学び、ご自身の健康にも気を遣いながら、愉しんでいただければと思います。伝兵衛蔵では、インターネット環境があれば、いつでも、どこからでも視聴いただける蔵見学動画をご用意いたしました。商品が生まれた蔵の歴史や造りのこだわりと共に、ストーリーのある家飲み時間をご堪能ください。
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