新年、新米、新酒…と私たちは「新」という言葉に特別な重みを感じます。新しいものを得るために重ねた時間や努力などに感謝することが、自然と私たちの心に刻み込まれているからでしょうか。
この時期に送り出すことのできる新酒が特別なものであることは周知のとおり。節目であり、始まりである新酒に込める思いは特別なものです。
鹿児島県産のサツマイモへの想い
鹿児島県内各地には芋畑が点在しており、芋焼酎の原料として収穫されたサツマイモは8月から毎日、大型のトラックで蔵へと運ばれます。
この新鮮なサツマイモが蔵元に届くと新酒の仕込みも忙しくなります。届いたサツマイモは、人の手作業で、蒸しムラがないように大きさをそろえるのと同時に、傷みを見逃さず丁寧に取り除く。この手作業が、雑味なく、美味しい芋焼酎を作るためのポイントになっています。
今年収穫された鹿児島県産黄金千貫を白麹で仕込んだ、蒸留したての美味しい新酒、「伝兵衛 新酒 原酒」が今年も出来上がりました。
「伝兵衛 新酒 原酒」の紹介
芋の旨み成分が多く含まれ、ホクホクとした甘香ばしい香りと原酒(アルコール分36度)によるガツンと刺激的な甘さの後に広がるのは、粗濾過(あらろか)によるとろりとした余韻の長い濃厚な味わい。杜氏に話を聞いたところ、「黒麹の力強い味わいとは異なり、やわらかい香味を持っているこの新酒。新酒特有の芋のほのぼのとした安らぎ感を感じる香りの中に、からいも飴やカンロ飴を連想させる甘香ばしさが感じられる」とのこと。
新酒は、まずはお湯割りで
この新酒いろいろな楽しみ方がありますが、まずはお湯割りで。原酒(36%)なので、焼酎:お湯=3:7割るとアルコール分が約12度、温度は50~60度。少し熱めのお湯割りになり、広がる芋のホクホク感、そして甘みを強く感じる事が出来ます。
前日に焼酎:天然水等=3:7で前割りしたものを、黒千代香で弱火で温め、少し湯気が出始めた時(焼酎温度40~60度)に、猪口でグイっといただくのもおすすめ。綿菓子のような甘さが口中に広がります。
そのあとは、原酒をロックや、水割りなどでもどうぞ。原酒ならではのフルーティーな香りを感じて、この時期にしか味わえない特別な新酒を思う存分味わってみてください。
今年もオンラインで新酒まつりを開催します
新酒を楽しむお祭り「秋の新酒まつり」を今年も開催します。今年は、前夜祭を10月29日(金)、本祭を30日(土)に開催。「#好きからはじまるお酒時間」をテーマに、お酒好きはもちろん、オンラインでどこからでも、どなたでも楽しめる様々なイベントをご用意していますので、ぜひ、オンラインで一緒に楽しみましょう!イベント後は、アーカイブ配信しておりますので、もう一度ご覧になりたい方、見逃した方もご覧いただけます♪
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