下町の居酒屋で思い思いの割り方で焼酎を楽しみながら、もつ焼きや串カツに舌鼓を打つ女性たちのグループ。アーバンなバーのカウンターで、芋焼酎のロックを注文して、白身魚のカルパッチョを楽しむ1人飲みの大人の女性。そんな風景が一般化するためには、ほぼ四半世紀ほどの歳月が必要でした。酔い覚めが爽やか、ヘルシー、翌朝に残らない。そんないくつもの長所よりも、芋焼酎独特の匂いが苦手だという女性たちや、時には男性たちが少なくなかったからです。
柑橘系の香りを放つ新世代の焼酎の誕生。
有名な「山田錦」のような日本酒のための酒米があるように、本格焼酎にも焼酎のために開発されたさつま芋があります。代表的なものは、多くの本格焼酎に使われる「黄金千貫」。そこで、芋焼酎が苦手な人のために、まったく別の香りを持つ焼酎が作れないか? 鹿児島県産の「さつま芋ジョイホワイト(農林46号)」は、正にそんな要望に応えるために誕生した新世代の焼酎専用さつま芋でした。その香りは、なんと柑橘系。「でも、独特の華やかな香りを引き出すためには、さらなる試行錯誤と工程が必要でした」と、蔵長の東條さん。今回は、そんなさつま芋ジョイホワイトを使った本格焼酎『焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛』についてご紹介します。
「鹿児島県産のさつま芋ジョイホワイトを、すっきりと軽快に仕上げる白麹で仕込み、さらに昔ながらの木桶で蒸留し、伝兵衛蔵で甕貯蔵。甕で寝かせることで、最初は強過ぎた香りの中の良い部分だけが特化して、華やかでふくらみのある甘い柑橘系の香りを持つ、深くまろやかな味わいの本格焼酎が生まれました」。どなたにでも好まれる味わいを、白磁器の特製徳利にパッケージ。専用の箱入りですから、贈り物や蔵見学のお土産などにもぴったり。蔵限定の人気商品として、多くの方に喜ばれています。
「近年人気が高い黒麹を使わず、原料の特性を活かし個性を殺さず、焼酎をすっきりと軽快に仕上げる白麹で仕込みました。ぜひストレートやオンザロックで飲んでみてください」と、伝兵衛蔵の石神さん。蒸した芋の匂いを楽しむお湯割りには、黄金千貫で作られた焼酎。ジョイホワイトの香りを楽しむためには、ストレートやロックと材料に合わせた飲み方を選ぶことで本格焼酎の楽しみ方がさらに広がります。この夏、伝兵衛蔵こだわりの1本で新しい本格焼酎の魅力に触れてみませんか?
Information
焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛 >詳しくはコチラ
内容量:720ml
度数:37%