古くから焼酎文化が根付いている南九州ばかりでなく、関西や東京にまで本格焼酎を楽しむ人が増えて来たのは、どんな理由からだったのでしょうか? もちろん、本格焼酎の持つ味や香りに抵抗がなくなり、その本当の美味しさを楽しんで頂けるようになった…。味覚という要素はとても大きな理由だと思います。でも、もう一つ忘れてはならないのが、ヘルシー、つまり、健康的だということ。次の日に残らない。つまり、二日酔いしにくいということも、多くの働く大人たちに受け入れられた理由だと思います。ヘルシーと言えば、ワインで話題になったのがポリフェノール効果。でも、焼酎の中にもポリフェノールと関係が深いものがあること、ご存知ですか?
ポリフェノール香る本格焼酎の進化系。
伝兵衛蔵のほとんどの焼酎は、黄金千貫という芋焼酎に特化したさつま芋が使われています。この黄金千貫、実際に食べても、ほとんど甘くありません。でも、その代わりにデンプン質が大量に含まれています。その結果、焼酎を作った場合により多くの量を醸造できるため、今日では広くいも焼酎用のさつま芋として知られています。そんな中、最近では黄金千貫ばかりでなく、色々なさつま芋を使った焼酎が造られるようになり、味や香りも多様化しています。そして、今回の「伝 徳利」はアヤムラサキという紫芋を使った焼酎なんです。
「紫芋(アヤムラサキ)は、その色の由来でもあるポリフェノールをたくさん含んでいます。ポリフェノールはもともと果物の苦みや渋み、色素の成分となっている化合物の総称で、一般的に有名なのがワインの紫色。そして、同じ色をした紫芋にもやはり大量のポリフェノールが含まれています。でも、蒸留の際には、そのポリフェノールそのものは蒸発しないはずなのに、できあがった焼酎にはなぜかポリフェノールをたくさん含んだ赤ワインのような香りがするんです」と伝兵衛蔵の石神さん。まだまだ蔵の中には、私たちが知らない秘密がたくさん存在します。
ポリフェノールたっぷりの赤ワインのような香りを持つ「伝 徳利」。その香りを大切にするために、割り水しないまま陶器の徳利に詰めて出荷しています。もともと大変数が少ない商品なので、通常のビン詰めもせず、売場も伝兵衛蔵限定の珍しい焼酎です。ストレートでは、柔らかな飲み口と素晴らしい香りが印象的。辛口ながら、潤いのある後口。水割りでは、甘味と旨味が絶妙のハーモニーを奏でます。お湯割りは後口に芋の豊かな余韻が残って、バランスが取れた綺麗な辛口となります。希少性が高く、オリジナルの徳利と化粧箱入りなので、お世話になった方へのギフトにも最適です。ぜひ、この機会に本格焼酎とポリフェノールの出会いをご体験ください。
Information
伝 徳利 >詳しくはコチラ
内容量:720ml
度数:35%