仕事終わりの一杯ってサイコー!仲間と互いにお酒を酌み交わしていると、疲れも吹っ飛びますよね。で、1日の終わりにお酒を飲むことを鹿児島弁では「ダレヤメ」っていうんです。
いろいろある酒器(ぢょか)の数々。
鹿児島弁で「ダレる=疲れる」、だから「ダレ=疲れ」を「ヤメ=やめ」ること。つまり疲れを癒やすってことです。なるほど聞いて納得。そんなダレヤメにぴったりな酒器がこの「黒ぢょか」です。燗を付けるときに使うんですよ。
黒ぢょかは「黒薩摩」という薩摩焼の一種。黒ぢょかは、中の焼酎が冷めにくい構造になっているそうで機能性も抜群。お猪口に燗をした焼酎を注いでクイッといきたいものです。
え、このコマみたいなものも酒器ですって?これじゃ下に置けないのでは……。器の狙いはそこなんです。焼酎を注いでもらったら、その場で飲み干さなきゃいけないってこと!「そらきゅう」という名前がついています。以後お見知りおきを!
あれ、よく見たら「そらきゅう」の底には穴が。これは不良品です…って違います!この穴を指で塞いで焼酎を飲むんだそうな。いやはや、なおさら下に置けません。ちなみに、名前の由来は「そら!」と差し出されて「キュッ」と飲み干すからだそう。ね、遊び心満点でしょ。
お?このキラキラと輝くカットガラスは、かの有名な薩摩切子ですね。ずっしりと重みを感じるのは、ガラスを何層も重ねているから。贅沢な気分で飲めそう!いつもと違う器って気分もアガりますよね。酒器にこだわると、ダレヤメが一層楽しくなりますよ!