六月燈のはじまり
鹿児島では、旧暦の6月(現在では7月)を中心に県内各地の神社やお寺で六月燈(ろくがつどう)という夏祭りが開催されます。神社やお寺では、和紙に氏子や子供たちが文字や絵を描いた燈篭が納められ、その燈篭の淡い光が揺らめいてとてもきれいです。そんな鹿児島では夏になれば当たり前のように行われる行事ですが、その由来とはなんなのでしょうか?
六月燈は、19代目藩主島津久光公が新昌院(現新照院町)の上山寺の再建の際に沿道に燈籠をつけ、明かりをともしたのが始まりと言われています。いわれは諸説ありますが、現在でもその文化が大切に受け継がれ、夏の風物詩となっているのです。最近の六月燈では、燈篭が飾られるだけでなく、奉納踊りや花火大会、出店でにぎわっている様子も見られます。
湊地区、六月燈
去る8月11日、「市来神社」がある鹿児島県いちき串木野市湊地区でも六月燈が開催されました。「市来神社」は、古くからあった「熊野権現神社」と「菅原神社」の2つの神社を昭和16年にまとめ、改称したという歴史があります。また、鎌倉時代に市来地域を支配していた氏家が蹴鞠の名手だったことから、今では日本サッカー協会公認の協会のシンボル「ヤタガラス」をモチーフにした御守りがあるサッカーの神様のいる神社ということで有名です。なんとその御守りは全国で7カ所、九州ではここだけなんだとか。また、市来神社には伝兵衛蔵の焼酎も奉納され、さまざまな祭事で供えられています。
この六月燈には、私たちも参加し、伝兵衛ビールを販売。鹿児島の蒸し暑い夜に、六月燈のしっとりとした雰囲気の中で飲むビールはたまらなく美味しいもので、六月燈の名物にもなっています。これからも地域に根差した伝統文化を大切に後世へ受け継いでいけるよう酒造りに勤しんでまいります。
まだ間に合います!ビール祭り!
六月燈でも販売した伝兵衛ビールですが、「その伝兵衛ビールを飲んでみたい!」「この夏ビール祭りに行きそびれた…」「まだまだビール祭りを楽しみたい!」そんな皆様、9月も伝兵衛蔵クラフトビール祭りを開催しますよ♪9月16日(土)、9月28日(日)で今年最後の開催となります。夏の最後に、ビール祭りはいかがですか?
◇ビール祭りに関するお申込み・お問い合わせ◇
Tel:0996-36-3131
※3日前までにお申し込みください。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。