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傳藏院蔵2024.03.26

傳藏院蔵だより#150

いちき串木野から世界へ。海を越えた薩摩藩英国留学生の偉業を称える一日

いちき串木野市羽島地区の4月の風物詩ともいえる「黎明祭」



写真提供:いちき串木野市役所


 今から約160年前の1865年に、西洋の優れた文明を取り入れるため薩摩藩が英国に送り込んだ19名の若者たち。薩摩藩英国留学生といわれる彼らが海外で経験したことは後に、近代日本の形成に大きく貢献しました。
 彼らの功績を後世に伝えるため、いちき串木野市は2014年7月に「薩摩藩英国留学生記念館」を開館しました。
 そしてこの記念館の地で、彼らが世界へと旅立った4月17日に近い日曜日に、偉業を称える「黎明祭」が開催されます。


ステージイベントや物産市、地元の小中学生によるスピーチも開催


写真提供:いちき串木野市役所

 
 黎明祭では、陣羽織を着て薩摩藩英国留学生に扮した地元の小中学生が、それぞれ鹿児島弁と英語で留学生の紹介をします。子どもたちの堂々とした演技は、私たちに当時の留学生たちの思いを伝えてくれます。
 例年、スピーチの他には、ステージ披露、地元物産の販売が行われ、多くの来場者でにぎわいをみせています。
 この黎明祭をきっかけに鹿児島の歴史・いちき串木野市の歴史に触れてみるのも良いかもしれません。


 「海童」命名の由来の背景には、薩摩藩英国留学生たちの歴史あり


 傳藏院蔵で造られている海童は、こだわりぬいた鹿児島県産さつまいもを黒麹で仕込み、常圧蒸留で仕上げた本格芋焼酎。黒麹特有のふくよかな甘みが特長で、食中酒としてもお楽しみいただけます。
 この海童のネーミングは、県民の公募から選ばれました。その由来は、串木野の「海」と、志をもって旅立った「若者(薩摩藩英国留学生)」が主役となり、この地を創ってきたことからきています。
 海童の由来にも大きく関わった、薩摩藩英国留学生たちの存在。日本の近代化の大きな一歩に貢献した若き彼らの功績を、ゆかりある海童と一緒に、後世に伝えていきたいですね。


Information

■記事内でご紹介した商品
・海童 祝の赤


内容量:1800ml/720ml/300ml
容器:瓶
原材料名:さつまいも(鹿児島県産)、米麹(国産米)
麹:黒麹
アルコール分:25度

【商品説明】
新鮮な鹿児島県産さつまいもを使用。甘い味わいが特徴の「赤芋」をブレンドした薩摩本格焼酎です。
コクのあるまろやかな飲み口は、しっかりした味の肉料理や中華とも相性ぴったり。食中酒としてもお楽しみいただけます。
果実を思わせるさわやかな香りと、黒麹特有のふくよかな甘みが特長です。

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