日頃から慣れ親しんでいる商品が「周年」という節目を迎えたことを知ると、そのブランドに初めて出会った頃を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。濵田酒造の「海童」は、2001年に産声を上げて以来、皆様のご支援をいただき、今年20周年を迎えることができました。心より御礼申し上げます。今回の蔵だよりは、本格芋焼酎「海童」についてのお話です。
本格芋焼酎「海童」
革新の蔵として21世紀の幕開けとともに誕生した「傳藏院蔵(でんぞういんぐら)」の第一号の本格芋焼酎です。鹿児島県産の黄金千貫(こがねせんがん)を原料に、黒麹と常圧蒸留で仕上げています。すっきりとした飲み口で和食、肉料理、魚料理、麺類など、幅広い料理と相性の良い海童ブランドの原点です。瓶からパック、200mlサイズのペットボトルまでは幅広く展開しています。
「海童」に込められた想い
グラスに氷を入れ、「海童」を注ぎ、その日の疲れを癒すように、晩酌のひとときに心委ねる時、「この名前にはどんな意味があるのだろう」と、ぼんやりと思いを巡らせたことのある方が、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。「海童」の名は、一般公募で命名された本格焼酎です。幕末の1875年、「明治」という新たな時代が始まる数年前、五代友厚や村橋久成など、のちに我が国の経済発展の礎を築いた若き薩摩藩士19名が、大志を抱き、海を越え欧州へと旅立ちました。その場所が、濵田酒造のある鹿児島県いちき串木野市にある羽島港です。この港は古くから遠洋まぐろ漁業の母港として、遠方の海へ出漁していた拠点としても栄えていました。この欧州へ旅立った「未知なる世界へ夢を抱いた青年武士たち」と「海を舞台に活躍した先人たちの心意気」が「海童」という2文字とそのラベルデザインに表現されています。
(「黒麹造り 海童」のラベル)
「いろいろあるから、おもしろい」海童ファミリー
今年発売20周年という節目を迎えた本格芋焼酎「海童」は、これまで以上にお客様にこの商品に込めた想いや魅力を知っていただくために、ブランドサイトを開設いたしました。海童は、誕生以来、個性あふれるさまざまな商品を展開しているのをご存じでしょうか。そのラインナップをギュッと詰め込んだムービーを制作いたしました。
※いろいろな海童のラインナップはこちらからご覧いただけます。
今回の蔵だよりでは、今年で発売20周年を迎える本格芋焼酎「海童」についてご紹介いたしました。ブランドサイト内には、さらに詳しい情報が満載です。これまで海童を飲んだことがある方はもちろん、これから家飲み候補に入れてみようかなとご検討中の方も、まずは歴史や蔵元の想いに触れてみてはいかがでしょうか。