焼酎片手に「おやっとさぁ!かんぱ~い!」。これは、鹿児島のとある居酒屋さんでのワンシーン。「おやっとさぁ」とは、鹿児島の方言で「お疲れさま」の意味。こうしてグラスを合わせてお互いを労います。今回は、鹿児島の居酒屋でよく見られる「あるあるネタ」についてご紹介しましょう。
グラスではなくまずボトルをオーダー!?
鹿児島では数人が集まると、グラスで焼酎を頼むことはほとんどありません。みんな焼酎を飲むので、最初から五合瓶を入れてしまうんです。五合瓶と一緒に運ばれてくるのは水割りセットかお湯の入ったポット。飲み方が別れた場合は両方持ってきてもらいます。焼酎を片手に話が弾みます!
焼酎をつくる役というのは大抵決まっています。頼む人はつくってくれる人に「ロクヨン」「ナナサン」など、好みの割合を伝えます。地元産の魚介類をふんだんに使った刺身や居酒屋メニューは、焼酎との相性も抜群。料理がおいしいと、お酒も進むってもんです。
そんなこんなで快調に杯を重ねているうちに「ボトルキープするつもりで入れたはずの五合瓶がすっからかんになっちゃった!」なんてことも鹿児島ではよくある話。鹿児島の人の焼酎への愛情を感じられるエピソードですよね。