去る5月27日に、いちき串木野市の商店街にて「傘酔夜市2017」が開催されました。街のあちこちにパラソルが並べられ、買い物をする人や焼酎や地元の料理を楽しむ人たちが集まります。
当日は、「焼酎で乾杯条例」施行4周年を記念して、焼酎で乾杯!いちき串木野市の8蔵の焼酎が集まり、訪れた人々に振る舞いました。
また、焼酎をもっとたくさんの人に楽しんでもらうべく、いちき串木野市地域おこし協力隊が行った、「焼酎BAR」。普段、本格焼酎を飲まれない方も、いつも焼酎派のひとも!片手に焼酎をもち、笑顔で楽しむ人たちの姿が見られました。
いちき串木野市は焼酎のまち。
鹿児島県は焼酎王国といわれていますが、どのくらいの蔵元があるか皆さんご存知でしょうか?2015年現在、113の蔵元、2,000を超える銘柄があり、それぞれの蔵元では麹や原料、製法…様々な技術を駆使し、それぞれ美味しい焼酎を造っています。いちき串木野市は、そんな鹿児島県の中でも、2番目に蔵元が多い街なのです。
いちき串木野市はさつま揚げ、薩摩焼の発祥の地として知られ、海側には薩摩藩留学生渡欧の地である羽島、山側には徐福伝説の残る「霊峰」冠岳があります。
冠岳は豊富に流れる清浄な水によって豊かな自然と景観が形作られています。中でも冠岳の伏流水は霊水と言われ、私たちの造る焼酎でも使用しています。美味しい焼酎造りには、なんといっても美味しい水が必要。自然豊かなこの土地に、焼酎蔵が集まったのも、必然かもしれません。
「いちき串木野市 本格焼酎による乾杯を推進する条例」とは?
焼酎は、だいやめ(晩酌をすること。一日の疲れを取るという意。)等、人々の生活に欠かせないものとなっています。
いちき串木野市の特産品であり、鹿児島県の伝統産業でもある焼酎で乾杯をする習慣を広めることで、焼酎文化の理解と焼酎の普及、産業の育成を図り、地産地消の推進や焼酎との関わりが深い「マグロ」・「つけ揚げ」などの本市特産品をはじめとする全産業への波及効果を図るため、全国でも初めてとなる「いちき串木野市本格焼酎で乾杯を推進する条例」を平成25 年6月27 日に施行しました。