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金山蔵2024.01.24

金山蔵だより#149

坑洞内で輝く観音菩薩像の歴史と、これからも変わらない金の輝き

1月24日は「金の日」。あのゴールドラッシュのきっかけが由来です


 1月24日は金の日。1848年のこの日、アメリカ・カリフォルニアの製材所で働くジェームズ・マーシャルが川底に金の粒を見つけたことに由来します。
 川底で金が見つかったといううわさが全米に広がり、多くのアメリカ人がカリフォルニアに押し掛けるゴールドラッシュが始まりました。
 この時、約30万人もの人が一攫千金を夢見てカリフォルニアを訪れ、そして西部の開拓が進み、多くの人々がこの地域に移住し、新たな町が形成されました。
 これにより、商業、農業、交通などの分野で急速な発展し、また、この時期には多くの銀行や企業が設立され、カリフォルニアの経済基盤が形成されました。
 ゴールドラッシュは、単なる金の発見以上の意味を持ち、アメリカの経済史において重要な役割を果たしたとされています。



昔は金山を、そして今は焼酎甕を見守る、金の観音菩薩像

 今も昔も変わらない、人々を引き付ける「金」。なぜ、金はこれほどまでに貴重なものとして扱われるのでしょうか。
 紀元前3000年ごろの古代エジプトでは、すでに金が加工されるようになっていました。ピラミッドの中で発見されたツタンカーメン王のマスクや黄金の棺など、権力の象徴という見方もできます。
 さらに時代が進むと、金は金貨として使われるようになりました。金を媒介として商品やサービスの交換がされる。流通、経済の中心をつかさどるものとして重宝されるようになったのです。
 なにより金は、圧倒的な希少性。昔も今もそして未来も、金の価値が揺らぐことはないのではないでしょうか。
 ここ、「薩摩金山蔵」も、以前は多くの金を産出し、薩摩藩、そして日本を支えた金山でした。その金山を見守ってきたのが金の観音菩薩像。この菩薩像の歴史を紹介します。
 1929年(昭和4年)頃に串木野金山の作業員によって建立された菩薩像は、金採掘へ向かう作業員を見守ってきたそうです。太平洋戦争になり、1943年(昭和18年)に没収。戦後三井串木野金山が再開され、その十数年後に新しく建立されました。新たな観音菩薩像は2体あり、1体は坑洞内に、そしてもう1体は三井串木野鉱山(株)事務所近くの観音公園に設置されています。
 いま観音菩薩像は、坑洞内では焼酎を、そしていちき串木野市を見渡せる場所からは市民を見守っているのです。



黄金の観音菩薩像が見守る薩摩金山蔵で熟成された、香り高き焼酎を楽しむ

 菩薩像に見守られながら熟成の時を重ねた焼酎が、「金山蔵坑洞内甕貯蔵」です。
 鹿児島県産のさつま芋を、薩摩金山蔵にしかないオリジナルの黄金麹で仕込み、常圧蒸留、坑洞内甕貯蔵しました。黄金麹由来の果実のような甘い香りが特徴です。まろやかでふくらみのある味わいは、お土産や贈り物にもおすすめです。


Information

■金山蔵坑洞内甕貯蔵

金山蔵 坑洞内甕貯蔵 720ml

内容量:1800ml/720ml/300ml
容器:瓶
原材料:さつまいも(鹿児島県産)、米麹(国産米)
麹:黄金麴
アルコール分:25%

【商品説明】
鹿児島県産のさつま芋を薩摩金山蔵にしかないオリジナルの黄金麹(おうごんこうじ)で仕込み、常圧蒸留、坑洞内甕貯蔵しました。
黄金麹由来の香り高く、果実様の甘い香りが特長です。
坑洞内の大甕で貯蔵熟成された、まろやかでふくらみのある味わいをお楽しみください。お土産や贈り物にもおすすめです。

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