霊峰冠岳から汲み上げた天然水
2012年9月に発売され、はやくも10年目を迎えた「薩州正宗」。ながらく清酒の蔵元がなかった鹿児島県でしたが、本格焼酎と清酒のノウハウを融合させた唯一無二の清酒の誕生から節目の時を迎えました。そして今年も早速「金山蔵」では、清酒の仕込みが始まりました。
清酒の味を大きく左右するのは成分の80%を占める水だといわれています。日本各地に銘酒がありますが、その土地の水を大切にしているのは、清酒造りにおける共通点かもしれません。金山蔵では、霊峰冠岳から汲み上げた天然水を原料の洗米から割水まで、すべての工程で使用しています。ミネラル分を適度に含み鉄やマンガンなどの金属は含まないことが重要とされている水。「薩州正宗」はこの冠岳から汲み上げられた「軟水」により、まろやかで繊細な味に仕上がります。
清酒の名門蔵元で修業を積んだ杜氏が手掛ける
清酒の仕込みは、常に温度管理が欠かせません。外気に左右されないように、仕込み室内は常に10℃に保たれています。丁寧に磨かれた米、冠岳の水、そして麹や酵母が発酵して出来上がった醪(もろみ)からはフルーティーな香りが漂ってきます。
(醪:もろみ)
(醪を撹拌している様子)
こうして造られた醪を袋に詰めたら、ゆっくりと搾っていきます。上槽といわれるこの工程で、醪は酒と酒粕に分けられます。この工程で醪を完全に搾り切らないことでクリアな酒質の原酒を抽出することができるのです。
(醪を袋に詰めている様子)
(圧搾機)
ろ過されたこの新酒は酒質の変化を最小限に抑えるためにマイナス5℃で氷温生貯蔵します。その後は香りを逃さないように瓶詰後に加熱する「瓶燗」を行って加熱殺菌するとともに残る酵素の活性を失わせることで品質の安定を図ります。この火入れの工程の後の冷却作業まで常に温度の管理をされて「薩州正宗」が出来上がるのです。
ふくよかな香りと味わいの「薩州正宗」
「薩州正宗 純米酒」
濃厚辛口タイプ。米のふくよかな香りと、ふくらみのある味わいが特徴です。おすすめの飲み方は熱燗や冷酒で、しっかりとした味付けの料理や深い旨味とコクのある料理との相性がとても良い清酒となっています。
※「薩州正宗 純米酒」のご購入は鹿児島限定または、オンラインショップのみの販売となっております。
「薩州正宗 純米吟醸酒」
芳醇甘口タイプです。低温発酵による華やかな香りとすっきりとした甘みのある味わいが特徴です。おすすめの飲み方は冷酒で素材を生かしたあっさりとした料理や、フルーツなどの素材そのものとの相性が抜群の清酒となっています。
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※「薩州正宗 純米吟醸酒」のご購入は鹿児島限定または、オンラインショップのみの販売となっております。