南北600kmに渡る広大な県土、鹿児島には個性ある歴史と、多種多様な食文化や豊富な温泉、豊かな自然など、本物の素材が溢れています。また、古代から黒潮に乗って運ばれて来た南方との交流や文化。いち早く世界に視線を送っていた先進性。そこから生まれた鹿児島県の文化芸術の素晴らしさを再認識して、さまざまな文化芸術に触れ合う機会をプロデュースする「第30回国民文化祭・かごしま2015」。全国からアマチュアを中心とした各種文化団体が鹿児島に集結。その成果を発表・競演・交流する国内最大の文化祭です。
いちき串木野市で国民文化祭に参加しよう。
国民文化祭は、全国各地からアマチュアを中心とした文化団体や愛好者が集まり、各種文化活動の成果を競い合う日本最大の文化の祭典です。昭和61年に東京都で開催されて以来、毎年、各都道府県持ち回りで開催され、今年、鹿児島県で開催される国民文化祭が記念すべき第30回となります。鹿児島市では、開会式・オープニングフェスティバルなどが開催され、大正琴や百人一首、ダンスやマーチングバンド、吹奏楽やオペラ、合唱なと14事業を主催。いちき串木野市でも「たべのみぶんか」「ぴかぴかぶんか」「はいからぶんか」と題して3事業を展開します。
ぴかぴかぶんか「シンポジウム 金山の歴史」
鹿児島県は、全国1位の産金量を誇り、特に、いちき串木野市にある「串木野金山」は古い歴史と全国4位の産金量を誇りました。金山の成り立ちや歴史をひも解くと共に、金山とは何かを探ります。当日は、金山に関するシンポジウム及びパネルディスカッションを実施。串木野金山から採取された鉱物を展示するほか、串木野金山採掘の写真を展示し、宝石採り体験、生け花展示、バルーンアート体験などを開催。小・中学生による発表及び特別講演も予定しています。
開催日時
11月15日(日) 10:00~16:00
はいからぶんか「薩摩藩英国留学生フェスティバル」
明治維新期を中心とした近代日本の形成(黎明)に活躍した薩摩藩の若き留学生、薩摩スチューデント19名の功績とその魅力を、県内外の研究者などによって、ひも解いていきます。当日は、羽島青年学級による薩摩藩英国留学生渡欧劇や自衛隊音楽隊による吹奏楽演奏、薩摩藩英国留学生ゆかりの方々によるリレートーク、桂竹丸氏・神田紅氏による薩摩スチューデント寄席、帆船体験航海などを実施。ロンドン大学元副学長ホワイト教授による記念講演、歴史家等によるシンポジウムなどを行います。
開催日時
11月7日(土) 8:30~16:30
11月8日(日) 9:30~16:30
たべのみぶんか「食の祭典」
食のまちとして全国に情報発信している、いちき串木野市では「食のまちづくり条例」「食のまちづくり宣言」「本格焼酎による乾杯を推進する条例」を制定。市民・事業者・市が一体となり、食文化の普及を推進しています。国民文化祭では、いちき串木野市の食と焼酎をメインとした食文化の紹介や、物産展などを企画、全国へのさらなる情報発信と観光交流の場となることを目的に「食の祭典」を開催します。当日はいちき串木野市出身の濱﨑シェフの料理&トークショー、ご当地グルメ販売、ホリのものまねライブ&トークショーなど、さまざまなプログラムが用意されています。
開催日時
11月7日(土) 9:00~17:00
11月8日(日) 9:00~17:00
東京から始まって、今年の鹿児島で第30回を迎える国民文化祭。期間中は鹿児島県内のいろいろな場所で、さまざまなイベント、文化交流が花を咲かせます。ぜひ、お近くの催し物やシンポジウムをチェックして、黒潮文化の担い手の1人になりませんか? たくさんの方々の積極果敢なご参加を期待しています。まずはとにかく、思い切り文化で遊んでしまいましょう。ひっとべ! 鹿児島県民!
お問合せ先:「いちき串木野市役所」
◇ぴかぴかぶんか「シンポジウム 金山の歴史」
社会教育課 TEL:0996-36-3111
◇はいからぶんか「薩摩藩英国留学生フェスティバル」
観光交流課 TEL:0996-32-3111
◇たべのみぶんか「食の祭典」
観光交流課 TEL:0996-32-3111