串木野をドライブしていたら、ステキな場所を発見!ここは……?
新日本の第一歩を踏み出した場所。
海沿いにあって、潮風がとっても気持ちいいこの場所は「羽島浦黎明公園」。ここで景色を楽しむのもいいのですが、実はココ、慶応元年(1865年)に19名の薩摩藩士が英国に向けて船出した、記念すべき場所なんです。彼らの目的は、当時世界屈指の先進国だった英国への留学!ロマンを感じますね。
とはいえ、当時外国への渡航は幕府に厳しく管理されていたわけで、いわゆる密航だったのです。船は、かの有名な英国人貿易商、グラバーが用意した蒸気船。期待と不安を胸に旅立った留学生の句が刻まれています。そういえば薩英戦争は1863年。ということは…
英国に敗戦してすぐ、その英国へ留学したんですね。戦争で思い知った英国の高い技術力を身につけるためとはいえ、相当な覚悟です。きっと、二度と故郷の地を踏まないという想いでの留学だったのでしょう。ちなみに、JR鹿児島中央駅東口にも彼らをモチーフにした「若き薩摩の群像」という大きな石像があります。
Information
羽島浦黎明公園(薩摩藩留学生渡欧の地)
〒896-0064 いちき串木野市羽島(浜中港)
TEL:0996-32-3111(いちき串木野市政策課)