朝晩涼しくなり、いよいよ、秋らしくなってきました。紅葉も見ごろですね。いちき串木野市にも、秋の紅葉を楽しめるスポットがいくつもありますが、なかでも今回は南九州古代山岳仏教発祥の地と言われる「霊峰 冠嶽」をご紹介します。
冠嶽は、その昔秦の始皇帝に命じられ、不老不死の仙薬を求めて旅していた秦の使者「徐福」が訪れ、その冠を留めたという伝説が残っています。冠嶽のふもとには、徐福伝説にちなんで1992年に除福の故郷中国との友好の願いを込めて作られた中国風庭園「冠嶽園」や、高さ6メートルの日本一の徐福石像がある冠嶽展望公園もあります。
かんむりだけ参りも開催。
神仏一体となって住民の幸福や発展を祈るお祭りとして、毎年11月23日は「かんむり嶽参り」が行われます。当日は「かんむりだけ山市」が開催され、秋の冠嶽が多くの人たちでにぎわいます。また、当日の収益金は全額社会福祉へ寄付されるのだそうです。
冠嶽のおいしい水で造られる清酒
焼酎王国鹿児島で、県内唯一の清酒をここ薩摩金山蔵で造っていることをご存知ですか?実は当蔵で造っている清酒「薩州正宗」は、新鮮な冠嶽の伏流水を使用して造られています。お米のふくよかな香りと、ふくらみのあるきれいな味わいが特長の「純米酒」と、フルーティな香りとすっきりとした味わいが特長の「純米吟醸酒」。是非秋の冠嶽へお出かけし、少し足を伸ばして当蔵へのご見学もお待ちしております♪ぜひ、秋のいちき串木野市へ。