季節は夏から秋へと、少しずつ変わってきているようですが、まだまだ日中は夏の装いで過ごすことの多い南国鹿児島の9月。いちき串木野市にある薩摩金山蔵の庭園も、まだまだ紅葉には程遠く、樹々には緑の葉がしっかりと日差し受け止めているようです。
とはいえ、カラフルでおいしいものがたくさんある短い秋を待ちかねていたかのように、秋の味覚の話題を見聞きすることも多くなりました。
薩摩金山蔵でもこの秋というのは特別な思いがあります。
さらに進化する薩摩の清酒「薩州正宗」
いまから10年前の2012年の9月23日、大きな話題になった、鹿児島での清酒「薩州正宗」の誕生。酒といえば焼酎という鹿児島。南国特有の温度管理の難しさから、安定的においしい清酒を供給する難しさを乗り越えて約40年ぶりに作られた清酒は、薩摩を意味する「薩州」と清酒の代名詞「正宗」を組み合わせた「薩州正宗」と命名されました。託されたのは、本格焼酎造りと清酒造りを共に極めることで、唯一無二の「薩摩金山蔵」を世界へ発信するという想い。
昨年2021年には約10年間の経験を基に、酵母の再選定、原酒のブレンドを行い、さらなる磨きをかけた香味にリニューアルしました。
串木野の地を見守る霊峰、冠岳から汲み上げられた天然水を原料の洗米から割水まで全ての工程で使用。醪(もろみ)も酒質毎に繊細な品温管理。また槽でゆっくりと上槽(搾り)を行い、0度以下での生貯蔵、香りを逃がさないようボトリング、瓶火入れを行うなど、徹底して造りにこだわっています。
米のふくよかでフルーティーな香と軽やかな味わいの「薩州正宗」は、清酒の蔵元で修業を重ねた杜氏の技がなせるもの。その技の根底には、日夜研究を重ねてきた焼酎造りで育まれた思いと技術が生かされているのです。
「薩州正宗」発売10周年記念特別ツアーを開催!
昨年のリニューアルでラベルのデザインも新しくなりました。“薩摩発の清酒”としての存在感を示すために王道感のあるデザイン。書体は、洗練された純和風な印象で、フルーティーで軽快な味わいを淡く明るい色合いで表現。背景にはうっすらと和紙の風合いを施し上品感を持たせました。
そして「薩州正宗」発売10周年を記念した【発売10周年記念特別ツアー】の開催しています。9月3日(土) ~10月30日(日)の土日祝日限定本格焼酎の進化のために生まれた清酒についてじっくりと学べるこのツアーは、「薩州正宗」の10年間を語り、焼酎の500年にも及ぶ歴史を感じる特別ツアーです。
清酒「薩州正宗」の純米酒、純米吟醸酒、大吟醸酒を飲み比べできる特別試飲会付きで、他にも坑洞内貯蔵された本格芋焼酎「薩摩焼酎 金山蔵」の試飲や「大吟醸酒」を使用したみぞれ酒も楽しめます。さらには参加者限定で金山蔵オリジナル「蛇の目猪口」をプレゼントもありますので、この機会にぜひ、遊びにいらしてください。
Information
【「薩州正宗」発売10周年記念特別ツアー】
■開催期間:9月3日(土) ~10月30日(日)の土日祝日限定
■コース内容:各日2回開催。事前予約制
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