薩摩金山蔵は、江戸時代初めに発見され、近代日本の礎となるほどの産金量を誇った串木野金山跡地にあります。350余年にわたり掘り続けられた地下坑洞内は、全長120kmにも広がっています。
さて皆さんは、この坑洞の中に神社が建っているのをご存知でしょうか。トロッコに乗り進み奥まで進むと、「薩摩開運神社」があります。
この神社は、鹿児島県姶良市加治木町にある精矛神社の協力を頂き、島津家第17代当主島津義弘公を祭神として祀る神社として創業の年にあたる、平成17年4月に創建いたしました。
薩摩開運神社に秘められる力とは?
島津義弘公といえば、戦国ゲームでおなじみの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
戦国時代から安土桃山時代にかけての薩摩の武将で、「鬼島津」としての異名としても知られています。1600年の関ヶ原の戦いの時、西軍・石田光成とともに徳川家東軍と戦いますが、劣勢に立たされた義弘公は敵陣真只中に突入し、薩摩へと帰ってきます。後に、「島津の退き口」として語り継がれ、その苦難を偲び、鹿児島では、毎年秋に「妙円寺詣り」という伝統行事が行われるほど、多くの家臣に慕われていたのです。
そんな、義弘公が祭神として祀られる「薩摩開運神社」は、自ら運を開く力「開運」の力があるのです。また、近代日本を生み出す力を与え続けられた串木野金山の「金運」も併せもつパワースポットとして人気があります。
金山蔵は4月で丸12年を迎えました!
薩摩金山蔵では、地域の振興・発展を祈念するお祭りとして、毎年創業の4月に、「薩摩開運神社 創建大祭」を執り行っており、今年で丸12年を迎えました。これからも、先人が築き上げてきた薩摩の素晴らしい風土や歴史を未来へ継承していくことで、地域の永続的な発展・繁栄につながるよう努めてまいります。