- 日本近代化の礎・集成館事業と薩摩切子
- 西欧列強と対等な関係を築くため、近代産業の育成に尽力した斉彬。海沿いに「集成館」と呼ばれる工場群を建て、造船・造砲・ガラス製造・紡績など幅広い事業を展開しました。薩摩切子もこの集成館事業のひとつで、ガラス製造は元々軍艦の造船に役立てようと取り入れられた技術でした。また、斉彬は西欧列強に負けない国を作るべく、焼酎のアルコールをエネルギー源として活用し、工場を稼働させるという当時では先進的な考えを持つ人物として知られています。「斉彬乃夢」は集成館事業150周年を記念して作られた商品です。
- 斉彬の夢の結集としての薩摩切子
- 日本を強く豊かな国にしようとした斉彬は、薩摩切子を海外交易品として育てました。透明なガラスに色のついたガラスを被せ、ゆるやかなカットを施した薩摩切子の技術は、世界のガラス工芸の歴史においても大変重要なものと言われています。厚く被せた色ガラスへのカットによって生み出される「ぼかし」と呼ばれる独特のグラデーションは、薩摩切子ならではのものです。また、着色ガラスの研究も行われ、紅・藍・紫・緑などの発色に成功。なかでも紅色は「薩摩の紅ガラス」として、広く世界で称賛されました。
- お買い上げの切子ボトルに、本格焼酎を充填いたします
- 鹿児島県の伝統工芸品である薩摩切子のボトル。薩摩切子の伝統色から「金赤」と「藍」を選び、斉彬の時代の伝統文様を現代的にアレンジしてデザインしました。一流の美術工芸品として長くお楽しみいただける逸品です。伝兵衛蔵では、充填用の原酒を別途販売しています。