- 350年前の金山を日本の焼酎づくりの原点に
- 江戸時代初期に金鉱発掘がはじまり、薩摩の繁栄、および明治維新の原動力となったといわれる串木野金山。 金山蔵はこの地を焼酎づくりの原点と定め、本格焼酎の新しい可能性に挑戦しています。これほど長い坑洞の奥深くに、仕込み蔵や貯蔵庫を持っているのは、世界で唯一、ここ金山蔵だけです。
- 明治以前の仕込み法・どんぶり仕込み
- 金山蔵では、家庭でつくる焼酎の原点といわれる「どんぶり仕込み」を再現しました。これは、水と麹、蒸したさつま芋を甕に入れ、一度に発酵させるという古代製法。鹿児島県産のさつま芋、黄金麹を使った米麹で仕込みました。
- 古式蒸留法・カブト釜式蒸留
- 明治になって蒸気吹き込み式の蒸留器が登場するまでは、焼酎もろみを直火で煮立てるカブト釜式蒸留が主流でした。甑(こしき)の上にカブト型の冷却鍋をかぶせて、そこから滴る原酒を集めるという構造の、カブト釜式蒸留器を用意し、丹念に蒸留しました。
- 坑洞内貯蔵・お預かりサービス
- 「熟成と共に福来たり」は、売店やオンラインショップでご購入できます。金山坑洞内で最長5年間の貯蔵熟成保管を承り、ご指定日にお届けするサービスを行っています。ラベルにはメッセージを記入することができ、現在と未来をつなぐタイムカプセルとして、また特別な記念日のお祝いの焼酎としてご利用いただくのもおすすめです。世界に一つだけの大切な焼酎を坑洞内で貯蔵熟成するという非日常をご体験いただけます。様々な想いや期待を込めて熟成された焼酎は、時を経て想いも熟成させ、数年後には感動とともにお届けいたします。
- トロッコで行く坑洞貯蔵・仕込み蔵見学
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金山蔵では坑洞内の貯蔵・仕込み蔵を見学するツアーを開催。専属の案内人が、金山の歴史や仕込み蔵についてわかりやすくガイドします。坑洞内へのトロッコは1日4往復運行しています。
- 薩摩の歴史と本格焼酎文化に親しめる焼酎蔵
- 金山蔵はJR串木野駅から車で約10分、山手に進んだ自然の中にあります。金鉱山の特性を活かした坑洞内の焼酎蔵をはじめ、広く薩摩の文化・焼酎の歴史や製法に親しむことができる、さまざまな施設をご用意しています。